【決算・開示コラム】[【個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」】平成29年1月から誰でも利用できるようになりました]

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COLUMN 決算・開示コラム

2017/02/28

【個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」】平成29年1月から誰でも利用できるようになりました

公認会計士・税理士の畑中数正です。

個人型確定拠出年金(通称「iDeCo(イデコ)」)
をご存知でしょうか?

確定拠出年金は任意で加入することにより
公的年金に上乗せして給付を受け取ることができる
私的年金のひとつです。

確定拠出年金のうち、
個人が加入するものが個人型確定拠出年金(iDeCo)です。
なお、企業など事業主が実施するものは
企業型確定拠出年金といいます。

これまで、iDeCoの加入者は自営業の人などに限られていましたが、
平成29年1月からは、
基本的に60歳未満のすべての人が加入できるようになりました。

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加入した場合、掛金を60歳になるまで払い、
60歳以降に老齢給付金を受給します。

受給開始時期は加入期間に応じて決まります。

掛金の運用については運営管理会社が提示する運用商品
(預貯金、保険商品、投資信託など)の中から、
加入者自らが選択して運用することになります。

掛金の額と運用による収益の合計額をもとに給付額が決まります。

iDeCoは掛金を月々5,000円からはじめることができ、
金額も1,000円単位で設定することができる(限度額あり)ので
負担のない範囲で老後に備えることができます。

また、税制優遇措置があるため節税になるというメリットがあります。
一方、選択する運用商品によっては元本割れになる可能性があること、
原則60歳まで引き出すことができない、口座管理手数料がかかるなどの
留意点もあります。

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▼詳細は厚生労働省の特設サイトなどをご覧ください。
・制度の概要など→「iDeCoガイド
・従業員がiDeCoに加入する場合に企業で行う事務手続きの内容など→
 「(事業主の皆様へ)従業員のiDeCo(イデコ)加入に向けて、iDeCo普及促進へのご協力をお願いします(PDF)」

公認会計士・税理士
畑中数正

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