【決算・開示コラム】[「過年度遡及修正（財務諸表の表示）」（2009年12月期決算）]

IFRSを適用している欧州、アジア等の会社には、日本で有価証券報告書を提出している会社があります。ここでは、そうしたIFRSを適用し、かつ有価証券報告書を提出している外国会社の開示例について、テーマごとに、和英対訳で掲載しております。
なお、外国会社の有価証券報告書の提出期限は決算期後6ヶ月以内とされています。

過年度遡及修正（財務諸表の表示）

会計方針の変更や過去の誤謬を訂正するときには、IAS第8号「会計方針、会計上の見積りの変更及び誤謬」に基づいて、原則として過去の決算期の数値等も 遡及して修正することとされています。しかし、財務諸表の表示の変更に伴う比較金額の組み替えについては、IAS第8号ではなくIAS第1号「財務諸表の 表示」で規定されています。
バイエル・アクツィーエンゲゼルシャフトの開示例では、受取済の前払金について、従来「その他の負債」として表示していたものを2009年より「買掛金」 に変更しており、前年度の金額もあわせて修正再表示しています。その旨は、連結財政状態計算書（貸借対照表）、連結キャッシュ・フロー計算書及び注記に記 載されています。2008年の当期数値と2009年の前期数値を見比べてみてください。

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開示例サンプル（一部抜粋）

続きは上記「資料ダウンロード」よりご覧ください。

バイエル・アクツィーエンゲゼルシャフト

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