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2012/09/06
決算早期化と連結パッケージ ~続き~
昨日述べた通り、連結決算が遅延する会社の中で、子会社からの連結レポティングパッケージの提出が遅い、もしくはその精度が低いという会社は、連結パッケージの全面的な見直しをすべきだと思います。 その際に、連結パッケージの「分冊化」も検討すべきです。 例えば、エクセルシート50枚以上もあるような膨大な量の連結パッケージを「決算日後8営業日以内に提出せよ」と子会社に命じることは酷な話です。酷な要求が連結パッケージの遅延、もしくは精度の低下を招いている可能性もあります。本当にそれだけの情報を「決算日後8営業日以内」に必要でしょうか。子会社のために分冊化してあげ、連結パッケージの入手日をズラしてあげるだけでも子会社の業務負担は大幅に軽減されると思います。 拙著「決算早期化の実務マニュアル」には、「内容による分冊化」のほか、「決算期による分冊化」、「重要性による分冊化」も提案しておりますので、参考にしてみてください。 ▼連結パッケージの分冊化については、拙著「決算早期化の実務マニュアル」第3章もご参照下さい。 「経理の仕組み」で実現する決算早期化の実務マニュアル |
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公認会計士 武田 雄治