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2012/09/05
決算早期化と連結パッケージ
決算発表が遅延する会社を分析すると、単体決算が他社より遅すぎるという会社は少数で、ほとんどが連結決算か開示業務の遅延です。 連結決算が遅延する会社の中で多いのが、子会社からの連結レポーティングパッケージの提出が遅い、もしくはその精度が低いというものです。 しかし、連結パッケージの提出が遅い、精度が低いのは「当たり前」と思って下さい。 拙著「決算早期化の実務マニュアル」(P46)に、こんなことを書きました。
さて、「子会社からの連結レポティングパッケージの提出が遅い!」、「精度が低い!」と言っている貴方の会社の連結パッケージは、何ページあるでしょうか? それは連結決算の知識がない方でも簡単に入力できるようなものでしょうか? 連結決算が遅延している会社、特に子会社からの連結パッケージ提出が遅延している会社の連結パッケージは、情報過多であり、しかも、網羅性に欠けているというケースが目立ちます。網羅性が欠けているので、連結パッケージを入手した後も、追加資料を依頼したりするなど面倒な事が強いられるのです。 まずは、連結パッケージの見直しをすべきです。ポイントは網羅性を確保するとともに、連結決算の知識がない方でも簡単に入力できるような体裁にするということです。 ▼連結パッケージ作成例も紹介しています ▼「決算早期化の実務マニュアル」で紹介している連結パッケージのテンプレートの販売をしております(税込21万円、エクセルファイル)。また、連結パッケージのカスタマイズ、全面改良、英訳等も行なっております。詳しくはアガットコンサルティングまでご連絡下さい。 |
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公認会計士 武田 雄治