【決算・開示コラム】[金融庁、IFRS対応に関する中間的論点整理を公表]

2012/07/02

金融庁の企業会計審議会は2日、「国際会計基準（IFRS）への対応のあり方についての　これまでの議論（中間的論点整理）」を公表しました。

我が国におけるIFRSの採用については、2009年6月30日付「我が国における国際会計基準の取扱いに関する意見書　（中間報告）」において、本年（2012年）中を目途に上場企業の連結財務諸表に対して強制適用するかどうかを決定することとされています。それを受けて昨年6月より、企業会計審議会にてさまざまな点から議論が繰り広げられてきました。

本中間的論点整理では、IFRSに関してはいくつかの論点について委員の意見になおかなりの隔たりがあり、現時点で最終的な結論は出ていないとしながらも、引き続きコンバージェンスや任意適用の積上げを図るべきだ（つまり現時点では強制適用しない）と総括しています。
その上で、各分野について、これまで出された委員の意見を取りまとめています。

詳しくは以下の金融庁ウェブサイトをご覧ください。

http://www.fsa.go.jp/inter/etc/20120702-1.html

（参考：「中間報告」）
http://www.fsa.go.jp/news/20/20090630-4.html