【決算・開示コラム】[IFRS 米国・日本の態度に「フラストレーションの限界」]

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COLUMN 決算・開示コラム

2012/11/02

IFRS 米国・日本の態度に「フラストレーションの限界」

2012年10月11日に、欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)とIFRS財団評議員会が、「国際的な会計基準への動きに関するEUの観点」EU Perspective on the Move towards Global Accounting Standards)について議論するために、共同で会議を開催しました。
ここで、ECの域内市場・サービス部門の高官であるOlivier Guersent氏によるスピーチがありました。

このスピーチにおいて Guersent氏は、具体的な意思やメッセージを明らかにしない米国や日本を名指しした上で、
EUのフラストレーションは限界があり、不満が増大してる
と述べています。

また、中国、インド、ブラジル、ロシア、韓国などは積極的にIFRSに関与していると述べた上で、
モニタリング・ボードは、IFRSを国内で使用する国だけで構成し、IFRSを適用している主要な新興国に席を譲るべきだ
と発言しています。

ごもっともな主張だと思います。

昨日、このスピーチの仮訳がJICPAのサイトに掲載されております。
[JICPA]国際的な会計基準への動きに関するEUの観点

武田雄治ブログ

公認会計士 武田 雄治

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