【決算・開示コラム】[持分変更があった場合の未実現利益(アップストリーム)における少数株主持分の取り扱いについて(続編)]

財務、会計に関わる方々に向けた情報ポータルサイト

  1. CFO LIBRARY ホーム
  2. 決算・開示コラム
  3. 持分変更があった場合の未実現利益(アップストリーム)における少数株主持分の取り扱いについて(続編)

COLUMN 決算・開示コラム

2012/11/14

持分変更があった場合の未実現利益(アップストリーム)における少数株主持分の取り扱いについて(続編)

先日、持分変更があった場合の未実現利益(アップストリーム)における少数株主持分の取り扱いについて」を当サイトでまとめていたのですが、あるお客様から「通常は、どういう処理が多いのですか?」という質問を受けましたので私の経験からコメントさせていただきます。

私が関与させていただいているお客様では「少数株主損益」で調整している会社が多いように見受けられます。

ちなみに、以前使っていた連結会計システムも「少数株主損益」で調整するしくみとなっていますし、地方である会計士さんが構築した連結システムも「少数株主損益」で調整するしくみとなっていました。

考え方としては、BSの少数株主持分は常に期末の比率で未実現額を負担するように計算し、一方相手科目については持分の変動は当期に発生した事象なので当期の損益で調整するという考え方のようです。

連結仕訳は”これが答え”というのがなく、考え方によって処理が変わるのでなかなか難しいですが、それが連結の面白みかもしれませんね。

飯塚幸子ブログ

公認会計士 飯塚 幸子

コラムカテゴリ一覧