【決算・開示コラム】[業績予想開示の多様化が進む-東証が2012年3月期決算短信の開示状況を公表]

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COLUMN 決算・開示コラム

2012/06/14

業績予想開示の多様化が進む-東証が2012年3月期決算短信の開示状況を公表

2012/06/14

東京証券取引所は13日、2012年(平成24年)3月期決算短信の開示の状況について公表しました。

2012年3月期より業績予想開示に関する実務上の取扱いが見直されましたが、見直し後の最初の決算となります。

東証上場企業全体の96.3%が業績予想を開示していますが、電気・ガス業(全体の35.0%)や鉄鋼業(同21.4%)などで非開示(予想値が算出可能となった時点で開示)の会社が比較的多く見られました。
また、証券・商品先物取引業は大半がかねてより業績予想を非開示としています。

一方、業績予想開示の形式については通期の予想のみを開示する会社が全体の10%程度、レンジ形式の開示が0.5%(9社)、
自由記載形式の開示が0.4%(6社)見られました。
その結果、従来の標準様式であった「第2四半期及び通期の予想を特定値で開示」した会社は全体の89.1%と、以前(2007年3月期で98.4%)と比べてかなり減少し、業績予想開示の多様化が進んでおります。

詳しくは以下の東証ウェブサイトをご覧ください。

http://www.tse.or.jp/news/09/120613_a.html
http://www.tse.or.jp/rules/kessan/quarter/q-kaiji/index.html

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