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2012/09/12
新日本監査法人 3期連続の減収
新日本有限責任監査法人は11日、2012年6月期(第13期)の決算を公表しました。 ■P/Lの概況(過去4期比較)
減収減益となりました。 業務収入(売上高)は、2009年6月期の1043億円をピークに3年連続減収。上場企業数が年々減少している影響からか、クライアント数も減少しているようです。監査証明業務のクライアント数は前期4076社→当期3960社と、前年比▲116社減少。 なお、私の知りうる範囲で、新日本の売上高の推移は以下のとおり。 ■新日本の売上高(業務収入)の推移
従業員数は横バイでした。 ■従業員数の推移
横バイといえど、大手が採用を控えるわけにはいかないでしょうから大量に新人を採用しています。採用数と同じ数だけ退職者・リストラ者がいたということだと思われます。 多くの上場企業経理担当者から「会計監査の現場にくる“新人”が多すぎる!」という声を聞きます。ある東証一部上場企業では、10人の監査チームのうち7人が公認会計士試験合格者(会計士補)だといいます。監査の品質は大丈夫なんでしょうか。 新日本のデータから単純計算すると、現場の約4割が公認会計士試験合格者・監査補助職員ということになります。
(*1) 新人=公認会計士試験合格者1412人+監査補助職員434人 ■人件費の推移
1人あたりの賞与は、売上高がピークだった3期前より増えてますね。 ■その他経費の推移
コスト削減はもう限界のようです。 それ以上に監査法人の経営陣のモチベーションが限界かもしれませんね。年収も退職金もかなりカットされていると思いますし。 【お知らせ】 根拠なき監査報酬の増額請求を防げ! |
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武田雄治ブログ |
公認会計士 武田 雄治