【決算・開示コラム】[決算早期化とパーキンソンの法則]

財務、会計に関わる方々に向けた情報ポータルサイト

  1. CFO LIBRARY ホーム
  2. 決算・開示コラム
  3. 決算早期化とパーキンソンの法則

COLUMN 決算・開示コラム

2012/09/04

決算早期化とパーキンソンの法則

決算早期化コンサルティングの問い合わせがあった上場企業に訪問すると、先ず「現状の決算スケジュール」を拝見させて頂きます。
これまで訪問した企業の中で、決算の数値は月内にFIXし、会計監査も月内に終わり、決算短信の作成も月内に終わっている・・・、にも関わらず、短信発表は決算日後40日頃という会社が複数社ありました。

「このスケジュールであれば、我々が決算早期化コンサルティングをしなくても、既に月内開示できるんじゃないですか!?」と言うと、「何かあったらいけませんので、保守的に発表を遅らせているのです」という回答が返ってきました。

パーキンソンの法則というものがあります。 「仕事は、完成するために割り当てられた時間に応じて膨張する」という法則です。決算発表を決算日後40日目で構わないと思っていると、仕事は40日分膨張します。
「現状の決算スケジュール」において、数値も短信も30日目にFIXしているのであれば、翌期はそれより早く短信発表を行うというコミットメントを掲げなければ、決算早期化は難しいと思います。

「経理の仕組み」で実現する決算早期化の実務マニュアル「経理の仕組み」で実現する決算早期化の実務マニュアル
著者:武田雄治
販売元:中央経済社
(2012-07-25)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

▼決算早期化を支援しています/詳しくはアガットコンサルティングまで
アガットコンサルティング

武田雄治ブログ

公認会計士 武田 雄治

コラムカテゴリ一覧