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2012/10/20
「社長のための 1年で会社を黒字にする方法」発売のお知らせ
社長のための 1年で会社を黒字にする方法 10月27日(土)に、新刊書『社長のための 1年で会社を黒字にする方法』を出版することとなりました。 これまで上場企業経理担当者向けの本は何冊か上梓してきましたが、今回初めて中小企業経営者向けの本を上梓することとなりました。私が2011年7月に立ち上げた「黒字社長塾」の考えをまとめました。 「黒字社長塾」とは、中小企業を1年で黒字にし、社長さんを「黒字社長」にしようという目的のために立ち上げた事業の名称です。事業名にすぎませんので、実際に塾形式の授業をしているわけではありません。また、街中で大声張り上げるような地獄の特訓のようなものも一切していません。 上場企業の財務・会計のコンサルティングで多忙を極めている私が、中小企業の社長さんのために「黒字社長塾」を立ち上げたきっかけは、2011年3月11日に発生した、あの東日本大震災でした。 2011年3月11日(金)午後2時46分頃、私は兵庫県の自宅兼事務所でパソコンに向かって仕事をしていました。地震の揺れには全く気が付きませんでした。午後3時頃、twitterを見て大きな地震があったことを知りました。しかし、私は阪神淡路大震災を経験しています。私が生きている間にあれより大きな地震が起きることはないと思っていましたので、特に気に留めることもありませんでした。しばらくして、またtwitterを見たところ、今その瞬間にとんでもないことが起きていることを伝える数多くのツイートが次々と更新されていきます。あわててテレビを付けました。すると我が目を疑う信じられない光景が飛び込んできました。津波で街が飲み込まれる瞬間でした。NYの同時多発テロをテレビで見た時と同様に、しばらくテレビの前から動くことができませんでした。 数日後、ある中小企業の社長から連絡がありました。震源地から遠く離れた関東の建設業ですが、建設資材がまったく入らなくなったというのです。建設資材はほとんど被災地へ行ってしまったようです。1ヶ月以上資材が入らず、工事が止まるといいます。そうすると完成工事の引渡しも1ヶ月以上送れますので、入金も1ヶ月以上遅れます。このクライアントは、入金が1ヶ月以上遅延するというだけで倒産の危機に見舞われました。 東日本大震災において、上場企業でも直接的・間接的に約3割の企業が被災したと言われています。数十億円、数百億円の損失を出した企業もあります。しかし、震災によって倒産した上場企業はないと思います。 東日本大震災以降、多くの中小企業の社長さんが苦しみ悶えている姿を見て、「これは、何とかしなければならない!」と思いました。私自身が個人として何ができるのかを考えた末、支援団体へまとまった金額の寄付をするということではなく、苦しむ中小企業の社長さんを救っていくことだと思いました。そこから事業開始の準備をし、東日本大震災から4ヶ月経った2011年7月に「黒字社長塾」の事業を開始することができました。 「黒字社長塾」では、これまで私が上場企業に向けて行なってきたコンサルティングサービスの中で培ってきたノウハウを、中小企業にも提供し、中小企業を1年で黒字化し、その後も安定的な黒字化を実現できるようにサポートしていっております。本書は、そのノウハウを惜しみなく紹介しました。職業柄、会計関連の本は数百冊読んできましたが、黒字化の手法を会計的側面からここまで個別具体的に説明している本はないと思います。本書で説明したことを社長さん自身がきちんと実践していけば、黒字社長になれると確信しております。 本書がきっかけで1人でも多くの社長さんの悩みが解消し、1人でも多くの社長さんが安心して経営に没頭できるようになり、1人でも多くの社長さんが笑顔で楽しく仕事できるようになれば、筆者としてこれほど嬉しいことはありません。 発売まであと1週間。amazonでは予約注文を受け付けています。是非「ポチ」をお願い致します! ▼本書の編集担当者のtwitterのツイートより抜粋。
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公認会計士 武田 雄治