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2012/09/03
決算早期化と決算スケジュールの予実分析
決算早期化を図るためには強いコミットメントを掲げる必要があるという話は昨日した通りです。 コミットメントを掲げることにより、「目標の決算スケジュール」が明確になります。 しかしながら、決算早期化を図らなければならないという会社でありながらも、「現状の決算スケジュール」を把握できていない会社が意外なほど多いのです。 たとえば、「2012年3月期本決算の決算スケジュールを教えて下さい」というと、本決算前に作成した「予定」の決算スケジュール表はどこの会社でも出てきます。しかし、「実績」の決算スケジュールはどうなのかと問うと、「記録していない」「忘れた」、となるわけです。 監査法人とのやり取りなどを事細かに記録している会社は多いのですが、決算の実績工数を記録している会社は少ないように思います。決算の実績工数といっても、各担当者が、どの勘定科目の資料作成に、何時間を費やしたか・・・というようなことを計測しても余り意味はありません(そんなことをやっている決算早期化コンサルタントがいるようですが・・・さてはて)。やるべきは「決算スケジュールの予実分析」です。 「現状の決算スケジュール」が分からないとなると、現状把握ができませんので、問題点の発見も、改善策の提案もとても難しい・・・。 ▼決算早期化を達成した企業、決算発表が遅延する企業の実際の決算スケジュールを掲載しています。 「経理の仕組み」で実現する決算早期化の実務マニュアル |
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公認会計士 武田 雄治